地蔵くん、笑って、歌って、恋して!
ある休み、図書館に行った時
アイツがいた
休みの日にまで、アイツと会うのか
と、いうか本読むタイプなんだな
なんて失礼な事を考えているとバチッと目あがってしまう
あ、やばい
そう思った時にはもう遅くて
満面の笑みで俺の目の前に来ていた
くるみ「こんにちは」
丈翔「どうも」
くるみ「本読むタイプなんですね」
丈翔「こっちのセリフだわ」
つい大きな声になってしまって周りの視線がグサグサ刺さる
くるみ「一緒に本読みましょう」
断る理由が見つからず、一緒に読むことに
机の目の前に座るアイツは真剣に読んでいる
何か難しそうな分厚い本だ
見すぎていたのか目が合ってしまい咄嗟に逸らす
楽しそうに静かに微笑むアイツを見て、負けたような悔しい気持ちになる
これじゃ俺がアイツを好きみたいじゃないか?