偽装結婚の行く末
どこかそわそわした様子の昴に近づいて後ろから肩を叩く。
昴はゆっくり振り返り、あたしを上から下までじっくり見ると、片手で口元を押さえて固まった。


「ご感想は?」

「あー、やば……」

「聞いてる?」

「想像以上に綺麗だった」


穴があきそうなくらい見つめてくる昴。
驚きを隠せない様子であたしと顔を合わせると、なぜかニヤリと笑った。


「このまま抱き潰したい」

「は?さいってー!昨日あれだけしたのに?」

「なーんか消化不良で」


感動的な言葉を期待したのに昴はいつもの調子だ。
体力おばけかよ、あたしはヘトヘトなんだけど。
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