.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋
 食後、いよいよ最終決戦の時が近づき、予定通り玲たちは先に店を後にした。つい懸念した表情で日向君を見送ると、柔らかな瞳で変顔され、ふと安心感に満たされる。

 ……大丈夫。私はひとりじゃない。

「俺らも帰る。行くぞ」

 すぐに純さんも立ち上がり、私のバッグを手にして歩き出した。でもすぐに呼び止め、トイレを理由に時間を稼いだ。そして玲とトイレで合流し、最後の念押しとエールを受ける。

「頑張る! けど頼みって何だろう? ……もうお腹痛くなりそう」

「ヤバくなったら仮病使って逃げな。頑張れ!」

 玲は、そう言って肩を叩き先に出て行った。

 仮病で逃走案に少し気が楽になるが、すぐにまた駅から離れていたら……と不安になる。私は目を瞑り、簡単統合して落ち着いてからトイレを後にした。

 店を出て数分後、2人に気づいた純さんは、私のスマホから怒って電話し、呆気なく尾行は失敗した。

「絶対来ると思ってたわ。まさか凌もか?」

「自分で東京って言ったくせに。……頼みって?」

「……後で」

 それから約30分。彼は、無言のまま走り続け、緊張は高まる一方だった。私は、目を瞑り何度も統合を繰り返すが追いつかず、諦めて緊張を感じ切ろうと決めた。
< 141 / 235 >

この作品をシェア

pagetop