.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋
「凌ち超でかした! まるで白馬の王子みたく悪女から攫ってさ。スッキリ爽快! か.い.か.ん」

 皆が笑う中、調子に乗る玲に目で圧力をかけると、おどけて舌を出してきた。

「いや、マジかと思った。完全に凌の本心に聞こえた」

「同感!」

 綾が、央さんに同意すると、玲たちも嬉しそうにぶんぶん賛成と首を振った。

「……からかいすぎ」

 先にドアへと歩く私を、ニヤニヤ見ているであろう視線がこそばゆい。

 本当なら嬉しくて嬉しくて、この会場を突き破り宇宙に飛び出しそうだった。でもすぐ現実に戻り頭を抱えたくなる。万が一純さんの耳に入ると、また面倒になりそうである。入らないよう心底願った。

「このホテルの系列なら、凌ちに頼めばサービスしてくれる?」

 日向君は、玲の質問に笑って頷き返した。

「前に最大限頑張るってさ」

「それは揺れる。結婚費用って凄いし」

 綾は、日向君の話に目を輝かせるが、すぐにダウン。

「貯蓄も大事だしね」

 央さんも低いテンションで続き、そんな雰囲気にまた不安が頭をかすめた。

 あなたは、こんなに立派なホテルグループの跡継ぎ……。期待が膨らむほどに不安も……ダメダメ!

 私は、また負のスパイラルにハマらぬようエゴの囁きを遮断した。すぐに不安を感じ切り深呼吸を続けた。不安を選択するのは不安を望むことだ。私は、常に幸せを選択していくと意図した。
 
 次は、披露宴会場や引き出物などを見学した。その後は、緑溢れるガーデンを散策しながら、記念撮影で盛り上がる。
< 203 / 235 >

この作品をシェア

pagetop