.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋
 ……大丈夫、最前列だし。確か応援団が左にいた。

 おかげですぐに発見! 移動後、転ばぬよう慎重に降り始めると、周りから落胆の声が聞こえた。

『危ない!』

 ほぼ同時に緊迫した声も響いた。その大声にビクッと停止し顔を上げると、サッカーボールが勢い良く近づき間一髪! 頭を抱えしゃがみ込んだ。かする程度でホッとするが、力が抜け階段に座り込んでしまう。

 ……びっくりした! ……またゴール外したんだ。

 茫然自失で我に返ると、注目の的に体温が急上昇! 穴が合ったら入りたい心境になる。しかしタイミング良く前半終了の合図が鳴り響き、天の助けに感じられた。一斉に空気がフワッと緩み、ざわめき出しホッとした。

 私は、今すぐ帰りたい気分で、両頬を隠し降り始めた。

 半泣き状態で席に戻ると、綾が立ち上がり苦笑いで迎えてくれた。限りなく情けないであろう顔で抱きつくと、綾は懸命に背中を擦り飴を口に入れてくれた。その爽やかなレモンの香りと、甘酸っぱさにホッとする。

 ……初恋は、レモンの味って本当?

 ふと視線を揺らすと、フィールドから綾の彼のチームの子が、目を見開き真っ直ぐ私を見上げていた。確か左フォワードの子である。周りの女子が、超イケメンと騒いでいた子だ。
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