.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋
『怪我は?』

 次の問いにも声を出せず、ただ横に首を振り返した。

『良かった!』 

 彼が、安堵の表情から一転、爽やかな笑顔で白い歯を見せた瞬間、その笑顔と同じスカイブルーの風に吹かれた気がした。その風は、私の胸をパステルピンクに変化させ、限りなく温かな光で満たした。

 ずっとずっと眠っていた胸の奥の蕾に、ダイヤモンドダストのような煌めき溢れる光が吹き込まれ、その蕾を彩やかに美しく花開かせたように感じられた。さらに言葉にできない初めての至福感が、渦巻くように芽生え全身を駆け巡って行く。

(りょう)先輩やる~!』

『全国決勝でナンパ?』

『余裕〜っすね! 優勝間違いなし!』

 最速で鳴り響く胸を押さえたまま、その蒼く澄んだ空に負けない爽やかな笑顔に虜にされていると、彼の応援団から次々と冷やかし声が上がった。

『はぁっ!? ふざけんな!』

 彼は、バランスの良い美しい瞳を丸くして叫んだ。その後、あからさまに照れた顔で私を見ると、軽く頭を下げベンチへと走り去った。

 私は、熱い頬、耳まで響く騒がしい鼓動、初めての甘いドキドキを胸に秘め、一心にその後ろ姿を見つめ続けていた。
< 26 / 235 >

この作品をシェア

pagetop