.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋
 また必死に泣くのを抑えて、地下鉄の暗い階段を闇堕ちするような気分で歩き続けた。

 この重苦しい周波数を外すのは今。理解しながらも、完全に宇宙と繋がり統合が起こる百の位置へ戻る余裕はない。必死に深呼吸をして、少しでも落ち着くよう努めた。

 やっとホームに着くと、電車が滑り込むナイスタイミングに、少しだけ心が和む。

 もう閑散とした車内に、ぼんやり乗り込もうとした瞬間、後ろから力強く腕を引かれ誰かに倒れ込んだ。……何が起きたかわからずドキドキして振り仰ぐと、息を切らしながら美しい大きな瞳が、私を見下ろしていた。

「……セーフ」

 藤井君が、必死に呼吸しながら小声で呟いた。まるで全力疾走後のよう。私は、その姿を信じられない想いで見上げていた。

 あなたは、慌てて私を抱えて下がり、車掌さんに軽く頭を下げた。そして電車はふたりを残し、轟音と共に深い闇へと消えて行った。

 私たちは、どんどん静けさを増すホームに、無言で立ち尽くしていた。そんな中、あなたの息遣いだけが、冷んやりとした人気のない場に響いていた。

 私は、包まれた肩回りと背中にあなたの体温を感じて、激しく騒ぎ立てる胸に手を当て立ち尽くした。鼓動が、少しでも早く収まるよう願っていた。
< 52 / 235 >

この作品をシェア

pagetop