.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ .*.゚・*.~再会~
奇跡の瞬間
翌日の夕刻ベッドに寝転び茜色に染まり出す西の空をボーッと見上げたまま昨夜の事を考えていた。

あの後の二人の会話が気になり朝方までなかなか寝付けず重い気分で何度も統合を繰り返したのに今尚重い荷物が腹部に残っている感覚にまた溜息が出る。

……今は、何よりリラックスしたい。

自分を最大限に甘やかしたい気分。

起き上がり温かいスープを飲みながら昨日の輝く彩雲の写真を見ると、また少しづつ癒され始める。

……本当に綺麗だった。

あれほど最高と最悪が重なった日は初めて。

ふと唇綻ばせまた空を見上げると、ハート型の雲を発見しすぐにスマホで撮影した。

またラッキーサインみたいで嬉しい。

藤井君に送ろうか迷っていると、なんと彼から同じ雲の写真が送られシンクロにテンションアップ!

昨日の写真もラインでアルバムにして送ってくれて、その中の最後の一枚に目を奪われた。

ほんの一瞬だけ波打ち際に出現したであろう眩いハート型の光が白く輝いていた。

そして〘奇跡の瞬間♡転載禁止!〙のメッセージに、ふたりの秘密みたいで嬉しくなる。

まさに奇跡の瞬間! 狙って撮れる写真じゃない。

待ち受けにしたいほど素敵な奇跡の胸キュン画像に見惚れ続けた。

ふたりで過ごした時間の一瞬を永遠に閉じ込めた奇跡の写真、プリントアウトして飾ろう。

そしてしばらくラインで昨日の御礼等メッセージを送り合うが、純さん話には触れないでいてくれた。

その優しい心遣いに心からの感謝やハートスタンプを送ると、すぐに自作の〘俺って天才★〙と可愛い狸のありがたぬきスタンプが来て声を出して笑った。

こんな可愛いスタンプ使うのね。

新たな一面が嬉しくてもっと素顔が知りたいと強く願う。

私は、水色の空に流れる雲を見上げたままゆっくり瞳を閉じると、胸の映写機を回して脳裏に映る海辺ではしゃぐあなたの笑顔を夢中で見つめ続けた。

……あ、御礼したい!

私は、すぐ準備をして近場のショッピングモールに出掛けることにした。
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