.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ .*.゚・*.~再会~
彼の恋してるような甘い眼差しでの熱い力説は、藤井君への愛が伝わり感動!

しかも嬉しい情報満載だけど、 食べながら終始意味深な表情で私の反応を見ているように感じた。

……気を付けなきゃ。

けど純さんとは、良く『正反対』と笑われたな。

……どうしたら諦めてくれる?

話し合いは、また無駄だろうしもう二人きりは避けたい。

光から闇堕ちした気分であれこれ考えていると、日向君が無言で私を見ていた。


「……同性に信頼される人っていいよね。あ、ファンの子達が彼と合コンしたくて根回し中とか」


「ムリ! 凌、秘かに出逢いに運命求めるロマンティストで合コン嫌い。あいつがマジになれば99パ必要ないしね。なかなかマジにならないのが焦れったいよ。……マジ似てて笑える」


確かに共通点多くて嬉しいけれど、似てる連発の意図が気になって仕方ない。

イケメンズで私と藤井君が話すのはほぼ皆無だし、彼も日向君に色々秘密だろうから怪しまれる要素ないはず。

でも純さん話ゼロが、逆に無言の圧力? と疑ってみたり……。

これ以上の詮索、今後の過剰介入は御遠慮願います。


「今回は、心鉄壁にして容赦なく息の根止めてやって。ごねるなら俺らもフォロー出るよ」


私は、突然予想外の言葉に驚きながらも正直ホッとした。

でも今までずっと私達が上手く行くようフォローしてくれていたのに……なぜ?


「玲が何か?」


「何も。でもわかるよ、さすがにプロポは無謀過ぎ。色々考えて最後の大逆転に賭けたのかな? 俺、かおりちゃんなら上手くやれっかと思ったけど、今は別々に本当の相手いる気してる。だから早く決着付けてスッキリしちゃって。じゃ行くね」


「……またね。あ、ありがとう」


スッと立ち上がり伝票を持ち去る後ろ姿に慌てて御礼を言うと、前を見ながら手を振りレジへと消えて行った。

彼ら三人、女子の分を払うのは当たり前の人達だから遠慮なく御馳走になるのがベストと悟っている。

……また何かスイーツでもお返ししよう。

私も残りを頂き日向君の言葉で軽くなった心で手を合わせ、感謝しながら軽い足取りでお店を後にした。
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