.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ .*.゚・*.~再会~
妹と恋バナ
GWも残すところ後二日の夜。

女子会と父との食事会以外予定はなく、ほぼ甥っ子と遊ぶ私にリビングで荷作りする妹から溜息が落とされた。


「ずっと樹の面倒見てもらって言うのもなんだけど、まだ彼氏いないんだ」


「……だから?」


「折角の連休無駄にして。もっと出会い求めてアクティブに動けば良いのに」


散々面倒見た私に向かってほんと良く言うわ……。

しかも余計なお世話!

口に出すと喧嘩になるから心の中で舌出して統合統合!

目を開くとまだ言いたげな顔にまたイラッとした時、ナイスタイミングで玲からの着信。

少々待ってもらいそそくさとリビングを出て二階の部屋に上がりベッドサイドに腰掛けた。

私は、玲の開口するなり《凌ちから連絡は?》に一瞬でダウンしながら答えた。


「ない」


《……ま、チューやり逃げして気まずいってとこか》


「かもね」


実は、つい出来心で後悔してたら……って不安になる。

統合しても次々モヤモヤ出て来るし。


《ホテルのGWは、戦場らしいよ。倫にも返信ないし明けたら来るさ。でさ、明日暇? また名古屋でホテルランチしない? ヒロさん、倫も一緒に》


「する! 楽しみ」


凌君がいないのは寂しい反面、ホッとしながら昼前に迎えに来てくれると言う玲に御礼を伝え早々と通話を切った。

名古屋に行く時は、ほぼ通り道になる我が家にいつも迎えに来てくれて本当に感謝!

GWは、いつもイケメンズでバーベキューだったけど、私は今回不参加だから気を使ってくれたに違いない。

……純さん元気かな?

もう終わったことなんて簡単に割り切れなくて純さんも居ずらくならないか心配になる。

凌君とも気まずいままかな?

……ダメダメ、ネガティブスパイラルにハマっちゃ。

こんな時は、統合して宇宙に幸せな未来を意図してお任せ!

またいつか彼らと笑って過ごせると信じて。

大好きな仲間が、幸せな笑顔全開の未来を信頼して宇宙に放とう。

そう願いながらベッドに倒れ込むとノック音がして、返事と同時に鈴が入って来た。


「一緒に寝ていい? 樹ばぁばと寝るって」


「……説教、愚痴は嫌よ」


「パパからの伝言!」


鈴は、すぐに下から布団一色持って戻るとサッとベッド下に敷いた。

私は、鈴が布団の上で胡座をかくのを見て布団に入り横になる。
< 78 / 93 >

この作品をシェア

pagetop