椅子こん!
「恋愛が出来なくても良いとは思わないけれど、人間が人間と出会うことと恋愛のイメージが、逐一常識でなくても良い。
誰かを好きになれなくても、嫌いになら、なれるかもしれない。
好きも、嫌いも、私たちには同じように必要なものです。
人間には、どちらも必要なのです。
」
「何言ってるんだ!」
「嫌われた人がどんな気持ちか考えろよ」
「そうだそうだ!」
「人は人としか恋愛が出来ないのでしょうか? 性別という今までの常識が近年、否定されています。
しかし恋愛に必要な姿形については、まだまだ認知されていません。
彼ら彼女らの全てが恋愛自体を滅ぼしたいというわけではなく、自身が完全であるからという考えも持っていない。
ただ──彼らにとっては、純粋に外部からの『刺激』。体が受け付けることに苦しむような刺激なのです。私の体がもつ難病の恋愛性ショックのような……」