離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 三人で話していると、楓花と遊んでいた母がこちらを見上げた。

「今、橘さんと話してたんだけど。今夜はふーちゃんと一緒に寝てもいい?」

 肝心の楓花は母の指をぎゅっと握ってひっくり返ろうとしている。

「橘さんの話を聞いたら羨ましくって」

「いいよ。その代わり、一回ぐずりだすと長いから覚悟しておいてね」

 やった、と母がうれしそうに義母とハイタッチをする。

 義母が楓花と接する機会は多いが、母は今日でまだ二回目だ。ずっと会えなかった分、一緒に過ごす時間を取りたいのだろう。

「あ」

 喜ぶ義母たちを見ながら、不意に智秋が小さくつぶやく。

「なに?」

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