離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「そうです。こうして一緒になるまではかなり長かったんですが、やっとこうして畑山様にご挨拶できるようになりました。どうです、美人でしょう」

 私が恥ずかしさのあまり隣でひっくり返りそうになっているなんて智秋は知らない。知っていても気にせずやりそうではあるが。

「はっはっは、智秋くんをそこまで夢中にさせる人が現れるとは思わなかったなあ! これからは夫婦仲良く頑張っていくんだよ。また来年もこの時期に泊まりに来るからね」

「ありがとうございます。いずれ娘も紹介させてください。人懐こいいい子なんですよ。それから妻に似て本当にかわいいんです」

< 94 / 235 >

この作品をシェア

pagetop