首取り様1
明宏の言う通りだった。


もう太陽も沈んでしまって周囲は真っ暗だ。


こんな中、宛もなくガイコツを探し歩くことなんて現実的じゃない。


「きっと大丈夫だ、佳奈」


慎也が大きな手を肩に回してきた。


少し汗臭かったけれど、手のぬくもりを感じると安心できる。


「うん、そうだよね」


自分たちはやれるだけのことをやったんだ。


今までに経験したことがないほどに頑張った。


だから、きっと大丈夫


そして6人は地蔵へ向けて手を合わせたのだった。
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