首取り様1
「そういえば行ってなかったな病院」


思い出したように言うので思わず2人で笑いあった。


病院に言えば何針か縫うことになるかもしれない。


それくらいの傷を、自分で包帯を巻いただけで終わらせてしまっているのだ。


佳奈は慎也の肩に自分の頭を持たれかけた。


慎也の熱が伝わってくる。


どれだけ暑くても邪魔にならない熱だった。


「あれで、もう終わったんだよね?」


その質問には慎也は答えられなかった。


佳奈が行っていたように、ガイコツの数が足りない。


それはやはり気がかりなところだった。
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