首取り様1
首の断面はとてもキレイで、布団には血が染み込んでいる。


首のない死体なのにそれが誰だかわかるのだ。


見たくない。


これ以上先に進みたくない。


そんな気持ちにはおかまいなしに、夢の中の佳奈はドアを開ける。


中はなにも置かれていない部屋だ。


月明かりに照らし出されている中央の布団に視線を向ける。


その瞬間佳奈はか細い悲鳴を上げていた。


まだなにもわからない。


首の断面も見ていない。


それなのに、わかってしまった。


これは、この体は……!!


「慎也!!!」

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