一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
 トサっと優しく降ろされた場所は一度だけ一緒に寝たことがある洸夜のベットの上。優しい月明かりがカーテンの隙間から入り込み二人を照らした。
 優しく服を全て脱がされ、日和に跨りながら洸夜も自分の着ていた服を全て脱いだ。薄暗い部屋だがすぐに目が慣れ、洸夜の無駄な肉のない引き締まった肉体美がよく見える。
 バチリと目が合った。愛おしそうに見つめる瞳の奥をよく見るとまだメラメラと欲情が滾っている。


「あ、あの……んっ……」


 聞こうとする前に唇を塞がれた。


「まだ、全然日和が足りない」


 また唇が塞がれる。


「日和、好きだよ」
 肩に顔を埋め鎖骨に吸い付かれる。
「自分より他人のことばかり優先しちまう優しい日和が好き」
 反対側の鎖骨にも。
「一生懸命夢を叶えて仕事を頑張ってる日和が好き」
 鎖骨からツツーッと舌が首筋を這う。
「あぁ、素直じゃないところも可愛いな。自分の手で暴いていきたくなる」
「やっ……」


 片方の乳房をグッと掴まれた。ぐにゃりと洸夜の手の形に合わせて形が変わる。


「俺には一生日和しかいらない」


 ――ゾクリとした。
 真っ直ぐに熱の篭ったブラウンの瞳に吸い込まれそうになる。吸い込まれても良い。身体も心も全てが泣き叫ぶように洸夜を求めている。


「……私も好き」


 素直に自分の気持を溢れ出す気持と共に言葉に出すと虚を衝かれたように目を瞬かせて洸夜はたらりと額に掛かっていた前髪を掻き上げ、深い溜め息をついた。
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