一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
まず会ったら今朝の夢の文句を言ってやる! 熱が治ったからって調子にのるな! そう言ってやると意気込み、洸夜が来ているとそう思っていたのだが売り場に顔を出すと子犬のような人懐っこいオーラを放つ悠夜がヒラヒラと手を日和に向けて振っていた。
「日和さん! 日和さんにラインしても既読無視するからケーキ買いに来たっていう口実で会いに来ちゃました」
テヘッという効果音がいかにも似合う笑みを悠夜は見せた。
(あ……ライン……)
悠夜と連絡先を交換した後にラインが来ていたことをすっかり忘れていた。後で返そう、後で返そうと思ってたらどうやらそのまま忘れてしまったらしい。
「ご、ごめんなさい。忙しくてつい返すの忘れちゃってたわ……」
「パティシエって忙しいんですね。そりゃそうか、こんなにたくさんのケーキ作ってるんだもんな」
いえ、仕事は確かに忙しいけれどそれ以上に頭の中を占領している奴がいるから、なんてことは口が裂けても言えない。でも忙しいということにしておこう。そうすれば連絡を返さなくてもいい口実になる。
「そうなのよ! 朝も早くて、夜も遅いし休みも少ないしで忙しいんだよね!」
軽くブラック会社のように言ってしまい心の中で健に謝った。
「そうなんですね。じゃあ、次の休みの時に僕と――」
「お前、誰?」
悠夜の言葉に覆いかぶさるように明らかに機嫌の悪い低い声が重なった。
「日和さん! 日和さんにラインしても既読無視するからケーキ買いに来たっていう口実で会いに来ちゃました」
テヘッという効果音がいかにも似合う笑みを悠夜は見せた。
(あ……ライン……)
悠夜と連絡先を交換した後にラインが来ていたことをすっかり忘れていた。後で返そう、後で返そうと思ってたらどうやらそのまま忘れてしまったらしい。
「ご、ごめんなさい。忙しくてつい返すの忘れちゃってたわ……」
「パティシエって忙しいんですね。そりゃそうか、こんなにたくさんのケーキ作ってるんだもんな」
いえ、仕事は確かに忙しいけれどそれ以上に頭の中を占領している奴がいるから、なんてことは口が裂けても言えない。でも忙しいということにしておこう。そうすれば連絡を返さなくてもいい口実になる。
「そうなのよ! 朝も早くて、夜も遅いし休みも少ないしで忙しいんだよね!」
軽くブラック会社のように言ってしまい心の中で健に謝った。
「そうなんですね。じゃあ、次の休みの時に僕と――」
「お前、誰?」
悠夜の言葉に覆いかぶさるように明らかに機嫌の悪い低い声が重なった。