一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜

 キュウっと絞られるように胸を締め付けられた。
 指と指が一本ずつ絡み合い、恋人同士のような甘い絡み方。今まで腕を引っ張られたりして手を繋いだ事はあったが、こうして恋人のように優しく握られたのは初めてだ。指の先からも、指の間からも、手のひらからもこうしてジワジワと洸夜の温度が伝わってくる。
 お互い繋いだ手を楽しむように一言も話さずただ歩いた。日和の歩幅に洸夜が合わせてくれている。冬の寒い夜道、日和と洸夜だけが別空間にいるかのように寒さを感じなかった。


「じゃあ、着いたから……」
「ん、あぁ、じゃあ明日のパーティーまたよろしくな。変な男に話しかけられてもシカトするんだぞ」
「なに言ってんだか」


 嬉しくてホロッと笑みが溢れる。
 軽く頬にキスをされ、「じゃあな」とヒラヒラ手を振りながら来た道を戻っていく洸夜の後ろ姿を小さく消えるまで見送った。
 胸に手を当てるとドクドクと心臓が跳ね動いている。
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