イジワルな君の一途で不器用な恋心
沈黙を挟みつつも答えてくれた。
ということは、電話してたのはもう2人の友達だったのか。
「そっか。でも、行くなら事前に連絡しないと」
「……急に決まったんです」
「なら、決まった時点で入れなきゃ。学校が終わったタイミングだったとしても。入れてから来るのと入れないで来るのとでは印象も全然違うし。パーティーのことは、雷夜には話した?」
「……いえ、まだ」
「じゃあ、謝罪だけしてる状態?」
「……はい」
「それは、ちゃんと説明したほうがいいよ。今回は私も見てたから、やむを得ない理由だったんだなで落ち着いたけど、誰も見てなかったら、どうして? って気になると思うからさ」
否定せず、優しく、穏やかに。
頭をフル回転させて言葉を選び、丁寧にゆっくり紡いでいく。
しかし、顔色は暗くなっていく一方で……。
「……目黒先輩に頼まれたんですか?」
「え、あ、いや……」
「悪いことしたのは充分わかってます。買いに来た理由も、最初に伝えていればと後悔していますし、テストに合格したら直接謝りに行くつもりでいます」