イケメンを好きになってはイケません⁈
 でも、大好きな森下くんと一緒に生きていけるってことだ、これからずっと。

 すんすんと鼻をすすっているわたしをもう一度、ぎゅーっと抱きしめてから、彼は顔を覗き込んできた。

「ねえ、返事は?」
「わ、わたしで……よけれ……ば」
「よっしゃ!」
 
 涙でぐちゃぐちゃなわたしを見て、森下くんは悩ましげに目を細めて、言った。

「あー、もう、会社なんていってられないや」
「えっ?」
 
 問いかけるわたしに構わず、森下くんは携帯を手に取った。

「あ、部長ですか? すんません、今日、休みます。えっと、杉本さんも」
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