イケメンを好きになってはイケません⁈
「部、部長、なんて言ってた?」

 恐る恐る聞くと、彼は「さあ? 返事聞く前に切ったから」と平然とのたまった。

 いや、それは社会人にあるまじき行為だし、それに明日の会社のみんなの反応、怖すぎるんだけど……
「やっぱ、まずいんじゃ……」
「明日、今日の分も働けば、大丈夫だって」
 
まだ文句を言うと思ったのか、森下くんはわたしの口をキスで塞ぐ。
 それから、ひょいっと抱き上げて隣の部屋に向かった。

 も、もしかしてこれが、噂に聞く、お、お姫様抱っこってやつ⁉︎

「降ろして。お、重いでしょ?」
「ぜんぜん。でも、おれの首に手、回して」

 
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