溺愛体質な彼は甘く外堀を埋める。

本格準備


夏期休業期間も準備をしていい。

そう…言われても…

私のチームに集まったのは男子女子,4:3

どうやって計画立てたらいいの…



「真理,どした?」

「千夏くん。その,どうやって計画立てたらいいか分からなくて」



顔を移した先にあるのは,バラバラよ場所で好き勝手過ごすチームメイト。

千夏くんは一瞥すると



「俺の所はグループLI⚪E作ったよ」 



そう安心させるように笑ってアイデアをくれた。

私はそれを受けて,衝撃を受ける。



「私友達いないから…」



思い付きもしなかった。

今から連絡先聞いてくればいいんだよね…?

それも,難しい気がした。



「そんなに緊張しなくていいよ。皆説明すれば分かってくれるし,なくても教えてくれるよ」
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