この世界で愛した君に永遠の恋をする
終わりの始まり
私と海斗は次の日も一緒に学校へ通った。不思議と気まづさはなかった。私の頭の中は好きという言葉でいっぱいだったけれど。
『ギプス取れてよかったな松葉杖も。取れるまでに2ヶ月もかかるとは思わなかった』
『ほんとだよやっと解放されたって感じ』
『今日からも一緒に行っていいの?学校』
当たり前だ。欲を言うとずっと一緒に居たい。
『私が行きたいからね。海斗さえ良ければ一緒に行こうよ』
と答えておく。それからもくだらない会話をしながら学校に向かった。
その日の学校はいつもより楽しく華やかで幸せな気分だった。
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