この世界で愛した君に永遠の恋をする
海斗に告白された日のお風呂は気が気ではなかった。『奏の事が好きなんだ』という海斗の声が頭から離れなかった。こんな取り柄のない私のどこをすきになったのだろう。大して可愛くもない。咲来の足元にも及ばない人間だ。でも今はとにかく好きでいてくれていたという事実が嬉しくて嬉しくてたまらなかった。この世界が動いたような気がした。
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