この世界で愛した君に永遠の恋をする

それからは咲来とお泊まりする時、幼馴染で集まる時、何もかもが辛かった。海斗に近づくのは許されないのだと思った。前みたいに接することも出来ないのか、遠慮しなければいけないのか。そう考えるうちに私は自然と距離を置いてしまっていた。お泊まりした時に聞かされた付き合った経緯の話は本当に地獄でしか無かった。愛想笑いすら出来なかった。海斗はもうさらのものだ。私が割り込んでいいはずがない。その日から私は風呂で毎日泣いた。数え切れないほどの夜を毎日泣いて過ごした。
そうして私は中学校に上がり海斗とさらと一緒の学校になる。クラス替えではさらと同じクラスだった。7分の1で同じクラスとは、、と思いながら入学式に向かい下校後は幼馴染でランチに行った。そこで私の隣に海斗が座ろうとしていたのだが大人が海斗はさらの隣に行きなといい場所を変えられた。これからこんな毎日が続くのか、私はその日1度も笑えなかった。