ストロベリーバニラのキス ひねくれた純愛(おまけの小話・その2)
エドナは、少しそばかすのある頬にえくぼを浮かべて

「アレクは、女の子にもてるでしょう?
あなたを射止めた人って
どんな人かしら?」

俺は考え込んだ。
「頭がめちゃくちゃいい
大学教授・・
俺の元上司で、外国人・・・」

エドナは口を開けて驚いていた。

「まぁ、すごい人なのね・・・」

「あと、バツイチ」
正確には違うが・・・

「え・・バツイチなの・・?」
エドナは悪い事を聞いたと
いうように、額にしわを寄せた。

でも、すぐに笑顔を取り戻して

「美人?かわいい感じ?
画像あったら見せて?」

俺は考え込んだ。
「画像はないんだ。
美人ていうか・・
時と場合によって違う」

化粧をして黒いドレスの時は、
セクシーで妖艶な感じだったが、

すっぴんで、眠っているとか、
焦った時はかわいらしい。
普段は無口で不愛想だが・・

眠っている彼女の画像は、
水没でダメになった。
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