跡継ぎを宿すため、俺様御曹司と政略夫婦になりました~年上旦那様のとろけるほど甘い溺愛~
先月の数字の羅列を目で追っても、ピンとくる日がまったくない。会議の日や外部と交渉に出た日は覚えているのに、肝心な自身の体に関することが思い出せない。
これまでにないほどの忙しさだったから、いろいろと曖昧になっているのかもしれない。
「え……」
でも、そもそも先月の生理ってあっただろうか……。
その疑問に対する答えが出せず、慌ててリビングへ行く。スマホを手にお目当てのアプリをタップして、立ち上がるのをじりじりとしながら待った。
やっと表示された数字を、震える指先で慎重にたどっていく。
「嘘、でしょ……」
いくら目を凝らしても、ひと月前のカレンダーに生理日の印がない。さらにもう少し遡ると、記録があったのは今日から一カ月半ほど前になる。
記録忘れかもと考えてみたが、そういえばしばらくあの腹痛や煩わしさを感じていないと断言できてしまう。
つまり、記録忘れでも記憶違いでもない。生理が来るはずの予定日はとっくに過ぎているのに、来なかった。
生理が遅れているとずっと気がついていなかった事実に、自己嫌悪に陥った。
「まさか、妊娠……」
無意識のうちにそっと下腹に手を当てる。ここに新たな命が宿っているなんて、想像もできない。
子どもができてもおかしくない行為は少し前までしてきたのだから、十分にあり得る話だ。それでもここ最近は千秋さんと距離を置いていただけに、妊娠なんてすっかり頭になかった。
忙しかったからなんて言いわけにもならないし、自分の無頓着さが嫌になる。
避妊をしないと同意したのは、間違いなく自分だ。むしろ、子作りを言い出したのは私の方からだった。
でも、リアルに妊娠を意識した今、子どもを作る覚悟なんて少しもできていなかったのだと痛感した。
これまでにないほどの忙しさだったから、いろいろと曖昧になっているのかもしれない。
「え……」
でも、そもそも先月の生理ってあっただろうか……。
その疑問に対する答えが出せず、慌ててリビングへ行く。スマホを手にお目当てのアプリをタップして、立ち上がるのをじりじりとしながら待った。
やっと表示された数字を、震える指先で慎重にたどっていく。
「嘘、でしょ……」
いくら目を凝らしても、ひと月前のカレンダーに生理日の印がない。さらにもう少し遡ると、記録があったのは今日から一カ月半ほど前になる。
記録忘れかもと考えてみたが、そういえばしばらくあの腹痛や煩わしさを感じていないと断言できてしまう。
つまり、記録忘れでも記憶違いでもない。生理が来るはずの予定日はとっくに過ぎているのに、来なかった。
生理が遅れているとずっと気がついていなかった事実に、自己嫌悪に陥った。
「まさか、妊娠……」
無意識のうちにそっと下腹に手を当てる。ここに新たな命が宿っているなんて、想像もできない。
子どもができてもおかしくない行為は少し前までしてきたのだから、十分にあり得る話だ。それでもここ最近は千秋さんと距離を置いていただけに、妊娠なんてすっかり頭になかった。
忙しかったからなんて言いわけにもならないし、自分の無頓着さが嫌になる。
避妊をしないと同意したのは、間違いなく自分だ。むしろ、子作りを言い出したのは私の方からだった。
でも、リアルに妊娠を意識した今、子どもを作る覚悟なんて少しもできていなかったのだと痛感した。