絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「狼煙筒です。だが、心配することはありません。長めの導火線が内蔵されており、時間差で発煙するようになっています。その上、特殊な技術で発煙時間も短く設定されていますので、上手くやれば部隊の仲間にお前の仕業とバレることもありませんよ」
「なんだって!? そんなことをしたら、ワーグナー筆頭大臣に勘付かれて……っ、それこそがあんたの狙いか!? この裏切者が!」
「口を慎め。妹の無事は、お前の心ひとつだということを忘れるな? ……さぁ、返事は?」
……なんてことだ。コリンは妹さんを人質に取られ、裏切りを強要されている――!
「クソッ! わかった」
「よろしい。おっと。そろそろ、部隊員が集まり始めているようですね。ここでの会話はいったん忘れ、普段通りの顔でお前も合流しなさい。くれぐれも、妙な気を起こさぬように。……部隊にはもうひとり、私の息がかかった者がいる。お前の動向もまた筒抜けなのだと、妹がかわいければ肝に銘じておくことです」
「……わかった」
「なんだって!? そんなことをしたら、ワーグナー筆頭大臣に勘付かれて……っ、それこそがあんたの狙いか!? この裏切者が!」
「口を慎め。妹の無事は、お前の心ひとつだということを忘れるな? ……さぁ、返事は?」
……なんてことだ。コリンは妹さんを人質に取られ、裏切りを強要されている――!
「クソッ! わかった」
「よろしい。おっと。そろそろ、部隊員が集まり始めているようですね。ここでの会話はいったん忘れ、普段通りの顔でお前も合流しなさい。くれぐれも、妙な気を起こさぬように。……部隊にはもうひとり、私の息がかかった者がいる。お前の動向もまた筒抜けなのだと、妹がかわいければ肝に銘じておくことです」
「……わかった」