絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
駆け寄って中を覗くと、携帯食に埋もれるようにして輝くような白銀の毛をしたネコ――もとい、ルーナがいた。なんとルーナは俺を追って、こんなところまで付いてきてしまったらしい。
「ルーナ――!」
慌てて脇腹を両手で掴み、袋から引き出す。ルーナは意識が薄れているのか力なくクタンと頭を下げたまま、俺の呼びかけに反応しなかった。
ただし呼吸はちゃんとしているから、もしかすると狭い袋の中で長時間馬に揺られ、酔ってしまったのかもしれない。
「……長い時間苦しかったな。だが、もう大丈夫だぞ」
労わるように小さな体をなでてやると、ルーナは無意識にだろう、俺の手にスリスリと体を寄せてきた。こんな些細なことが、苦しいくらいに俺の胸を熱くした。
そして、これは絶対に声にはできないが、携帯食の中で窮屈に体を丸めるルーナを目にした瞬間、俺は驚きと共に大きな喜びを感じていた。忍び込みは決して褒められた行為ではないが、こんなにも俺を慕ってくれるルーナを前にして、俺には愛しい以外の感情を見つける方が難しかった。
「ルーナ――!」
慌てて脇腹を両手で掴み、袋から引き出す。ルーナは意識が薄れているのか力なくクタンと頭を下げたまま、俺の呼びかけに反応しなかった。
ただし呼吸はちゃんとしているから、もしかすると狭い袋の中で長時間馬に揺られ、酔ってしまったのかもしれない。
「……長い時間苦しかったな。だが、もう大丈夫だぞ」
労わるように小さな体をなでてやると、ルーナは無意識にだろう、俺の手にスリスリと体を寄せてきた。こんな些細なことが、苦しいくらいに俺の胸を熱くした。
そして、これは絶対に声にはできないが、携帯食の中で窮屈に体を丸めるルーナを目にした瞬間、俺は驚きと共に大きな喜びを感じていた。忍び込みは決して褒められた行為ではないが、こんなにも俺を慕ってくれるルーナを前にして、俺には愛しい以外の感情を見つける方が難しかった。