絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「まぁそう言うな。私兵らは、残念ながらお前ほど有能にできてはおらんのだ。なにより今回は、ワーグナー筆頭大臣との結託が疑われるグレス書記官という癌を身内に抱えていた。奴の目がある中で正式に議会の承認を得て騎士団を動かすのはリスクだった。お前とて、それをわかっていたから出陣に応じたんだろうに」
「フンッ」
ここで、ずっとレリウスさまの目を見て会話していた王様が視線を下げる。
王様とレリウスさまの胸に抱っこされたわたしの目線がぶつかった。
……あ。レリウスさまとおんなじブルーの瞳だ。
「ところでレリウス。そのモップはなんだ?」
んっ!? モップですって!?
聞き捨てならない単語を耳にして、ポッカーンから一転、わたしは激おこでブワワッと全身の毛を膨らませた。
「妻だ」
「ほぅ、そうか妻か……って、そんなわけがなかろう」
「フンッ」
ここで、ずっとレリウスさまの目を見て会話していた王様が視線を下げる。
王様とレリウスさまの胸に抱っこされたわたしの目線がぶつかった。
……あ。レリウスさまとおんなじブルーの瞳だ。
「ところでレリウス。そのモップはなんだ?」
んっ!? モップですって!?
聞き捨てならない単語を耳にして、ポッカーンから一転、わたしは激おこでブワワッと全身の毛を膨らませた。
「妻だ」
「ほぅ、そうか妻か……って、そんなわけがなかろう」