絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
「日頃から騎士宿舎での寝泊まりが多い上、屋敷にも通いの使用人しか置いていない。俺が飼っても、寂しい思いをさせてしまうだろうからな」
「んー、ネコなら散歩もいりませんし、一日、二日の留守番なら問題なくできると思いますけどね。まぁ、もう飼い主にあてがあるのなら、いいですけど」
「名残惜しいが、こいつとはあと数日でお別れだ」
《ふみゃっふみゃーっっ(やだ、やだーっっ! 捨てないで! わたし、青マッチョさんとお別れなんてやだ! 絶対、やだぁっっ!!)》
突然、腕の中の仔ネコが毛を逆立てて暴れだす。
「お、おい? どうしたんだ?」
膝の上で必死に鳴きながら、前足を振り回して大暴れをする姿に驚くが、相手は俺の片手でゆうに掴めてしまう小さな仔ネコだ。俺はすぐにブラシを置き、仔ネコを落ち着かせようと両手を伸ばした。
――シャッ。
仔ネコの前足が右手の甲を掠めるが、構わずに小さな体を両手でそっと抱きしめる。
「ほら、大丈夫。大丈夫だ」
「んー、ネコなら散歩もいりませんし、一日、二日の留守番なら問題なくできると思いますけどね。まぁ、もう飼い主にあてがあるのなら、いいですけど」
「名残惜しいが、こいつとはあと数日でお別れだ」
《ふみゃっふみゃーっっ(やだ、やだーっっ! 捨てないで! わたし、青マッチョさんとお別れなんてやだ! 絶対、やだぁっっ!!)》
突然、腕の中の仔ネコが毛を逆立てて暴れだす。
「お、おい? どうしたんだ?」
膝の上で必死に鳴きながら、前足を振り回して大暴れをする姿に驚くが、相手は俺の片手でゆうに掴めてしまう小さな仔ネコだ。俺はすぐにブラシを置き、仔ネコを落ち着かせようと両手を伸ばした。
――シャッ。
仔ネコの前足が右手の甲を掠めるが、構わずに小さな体を両手でそっと抱きしめる。
「ほら、大丈夫。大丈夫だ」