【完結】身代わり婚〜私、姉の代わりに結婚します〜
裕太さんの目の前に着いた時、裕太さんは手を差し伸べてくれる。
「気をつけて」
「うん」
その手をしっかりと取り、裕太さんの目の前へと歩み寄る。
「ようやく、この日が来たね」
「うん」
お互いに微笑み合うと、そのまま結婚式が行われた。
最初は緊張していて、不思議とドキドキしたけど、段々と緊張が解れていく。
それから、結婚式はあっという間に進んでいく。
牧師さんと、そしてみんなの目の前で、永遠の愛を誓い、誓いの言葉を述べていく。
「それでは、誓いのキスをどうぞ」
「はい」
「……はい」
ドレスのヴェールから覗く裕太さんの顔が本当に美しくて、本当に見惚れてしまう。
裕太さんのこの真剣な眼差しの横顔が、私は大好きだ。
「愛してるよ……愛南」
「私も……愛してます」
そっと誓いのキスを交わすと、たくさんの拍手が巻き起こり、なんだかとても恥ずかしい気持ちになる。
次のお色直しでは、愛莉が大好きだった水色のドレスを着た。
愛莉もきっと、水色のドレスを選んだんじゃないかと思う。 だから愛莉の思いも乗せて、数ある中から水色を選択した。
とても鮮やかなキレイな水色で、華やかで美しい水色だ。 こういう色は、愛莉の方が似合ってるだろうな。