LOVEBAD~ヤクザの息子の副社長と最低最悪の身籠り婚~




「初夜はどうだった?」


朝一、社長室へと呼ばれて、
岡崎社長は早速そう訊いて来る。



「どうって…。
夕べ、永倉副社長は帰って来ませんでしたよ?
親しくしているシングルマザーの所で、熱い夜を過ごしたみたいで。
朝、少し帰って来ましたけど…」



なんだか、話していたら涙が浮かんで来る。

ポタリ、と執務机に私の涙が落ちる。


とても悔しい。


子供が出来たから結婚したのだとしても、
こんな風に早速浮気されて、馬鹿にされているみたいで。


「文乃ちゃん、泣かないで。
それに、みー君がシングルマザーとって、一体何?!」


岡崎社長は執務机の椅子から立ち上がり、私の背後に回り、慰めるように背中をさすってくれる。


「その女性の子供も永倉副社長に懐いてるみたいですし…。
ケーキ迄買って行って…。
本当は、私じゃなくて、その人と結婚したかったんじゃないんですか?」


そう口にしたら、それが真実のような気がして。


さらに、泣けて来る。


そして、泣いたらつわりなのか、凄く気持ち悪くなって来た。


「ダメ。凄い吐きそうで気持ち悪い…」


「分かったから、文乃ちゃんもう泣かないで、そして、吐かないで!
もう今日は帰ってゆっくりと休んで。
半休扱いにしておくから」


その言葉に甘えて、私はそのまま永倉副社長のマンションへと、帰った。


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