LOVEBAD~ヤクザの息子の副社長と最低最悪の身籠り婚~
帰ってから、自分の部屋のベッドで寝転ぶと、夕べ永倉副社長をずっと待っていて寝不足だったのか。
ぐっすりと眠り、起きたらもう夜だった。
喉の渇きを感じて、リビングへと行くと、
リビングと繋がったキッチンに私服姿の永倉副社長が居た。
それに、え、と思うけど。
此処はこの人の家だから、居ても驚く事ではないか。
「今日は、帰って来たんですね?」
何処かで、夜はもうずっとこの人は帰って来ないつもりじゃないか、と思っていた。
「一枝君が、今日は絶対帰れってうるさいから。
定時待たずに会社からも追い出されて。
それより、ビーフシチュー作ったんだけど、食べる?」
そう言われ見ると、永倉副社長は鍋の前で立っていて、そのビーフシチューと思われる匂いが漂って来る。
そのトマトの酸味なのか、とても食欲をそそられた。
「食べたい」
そう言うと、分かった、と笑ってくれて。
その笑顔を見ると、前迄私はこの人が大好きだったんだな、と懐かしい気持ちになった。
この人が最低のクソ男なのは紛れもない事実なのかもしれないけど、
私が好きだったこの人の優しい部分は、
全てが偽りではなかったような気がするから。
「つわり酷い?
体調が悪くて文乃の事、今日早退させたって一枝君が言ってたから」
そう訊いて来る顔は、心配そうに私を見ている。
「…寝てたら、けっこうマシになりました」
「そう。
後、俺がシングルマザーと浮気してるって、一体何?
身に覚えないんだけど」
「それは、私が訊きたいです。
だって、成瀬遥さんの家に夕べはお泊まりしたんでしょ?」
「うん。そうだけど」
「ほら!それに、その後もシングルマザーの成瀬遥さんと熱々のLINE交わして。
その上、彼女の子供迄自分に懐かせて」
「待って!文乃俺のスマホ勝手に見たの?」
「見たんじゃなくて、見えたの!
今朝、ダイニングテーブルに置いてたでしょ?
そうしたら鳴って、それに目を向けたら」
私だって、見たくてそれを見たわけじゃない。
ぐっすりと眠り、起きたらもう夜だった。
喉の渇きを感じて、リビングへと行くと、
リビングと繋がったキッチンに私服姿の永倉副社長が居た。
それに、え、と思うけど。
此処はこの人の家だから、居ても驚く事ではないか。
「今日は、帰って来たんですね?」
何処かで、夜はもうずっとこの人は帰って来ないつもりじゃないか、と思っていた。
「一枝君が、今日は絶対帰れってうるさいから。
定時待たずに会社からも追い出されて。
それより、ビーフシチュー作ったんだけど、食べる?」
そう言われ見ると、永倉副社長は鍋の前で立っていて、そのビーフシチューと思われる匂いが漂って来る。
そのトマトの酸味なのか、とても食欲をそそられた。
「食べたい」
そう言うと、分かった、と笑ってくれて。
その笑顔を見ると、前迄私はこの人が大好きだったんだな、と懐かしい気持ちになった。
この人が最低のクソ男なのは紛れもない事実なのかもしれないけど、
私が好きだったこの人の優しい部分は、
全てが偽りではなかったような気がするから。
「つわり酷い?
体調が悪くて文乃の事、今日早退させたって一枝君が言ってたから」
そう訊いて来る顔は、心配そうに私を見ている。
「…寝てたら、けっこうマシになりました」
「そう。
後、俺がシングルマザーと浮気してるって、一体何?
身に覚えないんだけど」
「それは、私が訊きたいです。
だって、成瀬遥さんの家に夕べはお泊まりしたんでしょ?」
「うん。そうだけど」
「ほら!それに、その後もシングルマザーの成瀬遥さんと熱々のLINE交わして。
その上、彼女の子供迄自分に懐かせて」
「待って!文乃俺のスマホ勝手に見たの?」
「見たんじゃなくて、見えたの!
今朝、ダイニングテーブルに置いてたでしょ?
そうしたら鳴って、それに目を向けたら」
私だって、見たくてそれを見たわけじゃない。