炎のシークエンス
「失礼なのはどっちだ。心春を傷つけやがって。こんなにおびえて可哀想に。今までずっと耐えて来たんだな。よく頑張ったな、心春」
身体をこわばらせ小さくなっていた私を、連太郎が優しく抱きしめてくれた。
あったかくて筋肉でカチカチの連太郎の胸の中、私はゆっくりと息をはいた。
抱きしめられ、包み込まれてほっとする。
もう安全だ。ここには連太郎がいる。連太郎がいてくれる。
「十倉には目をかけてやったんだ!時間を割いて仕事を何度も教えてやったし、他の連中より多くの仕事を振って成長できるようにしてやった!早く一人前になれるように、私の……私の相手にふさわしくなるように」
「え……!!!」
私はあわてて口をおさえる。それでも驚きが漏れてしまった。
まさか、連太郎の言った通りだったってこと?連太郎、察しがいいというか人の機微に敏感というか。課長が私を、なんて。私は考えもしなかったというのに。
「やっと認めたか。
どんだけ頭いいのか知らないけど、人を見下して楽しいか。どんだけえらいのか知らないけど、そんな生き方じゃ誰もアンタについてこない。もちろん、心春だって。
帰れよ。もう二度と心春の前に現れるな」
連太郎にビシッと言われて、課長は呆然としていた。
身体をこわばらせ小さくなっていた私を、連太郎が優しく抱きしめてくれた。
あったかくて筋肉でカチカチの連太郎の胸の中、私はゆっくりと息をはいた。
抱きしめられ、包み込まれてほっとする。
もう安全だ。ここには連太郎がいる。連太郎がいてくれる。
「十倉には目をかけてやったんだ!時間を割いて仕事を何度も教えてやったし、他の連中より多くの仕事を振って成長できるようにしてやった!早く一人前になれるように、私の……私の相手にふさわしくなるように」
「え……!!!」
私はあわてて口をおさえる。それでも驚きが漏れてしまった。
まさか、連太郎の言った通りだったってこと?連太郎、察しがいいというか人の機微に敏感というか。課長が私を、なんて。私は考えもしなかったというのに。
「やっと認めたか。
どんだけ頭いいのか知らないけど、人を見下して楽しいか。どんだけえらいのか知らないけど、そんな生き方じゃ誰もアンタについてこない。もちろん、心春だって。
帰れよ。もう二度と心春の前に現れるな」
連太郎にビシッと言われて、課長は呆然としていた。