天才脳外科医はママになった政略妻に2度目の愛を誓う
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「おはようございます」

「おはようございます島津先生、今日もよろしくお願いします」

 母が丁寧に朝の挨拶をする横で、私も頭を下げる。

 彼が顔を覗かせただけで胸がときめいてしまう。こんな調子で後ひと月、無事に過ごせるか心配だ。

「はぁ」

 溜め息をつくと視線を感じ、首を横に振ると母が見ていた。くすくすと笑っている。

「夕べは随分遅い帰りだったものねぇ」

 意味深な言い方に返す言葉がなくて、照れ隠しに頬を膨らませた。

 夕べ帰った時間は十二時を回っていたと思う。

 食事のあと、啓介さん行きつけのレストランバーに行ったのだ。

 オーナーが青扇学園の後輩で友人という氷室さんとの会話は楽しくて、あっという間に時間は過ぎた。

 まるで恋人になった気分だった。

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