火の力を持つ国王様は愛も熱い
部屋の扉を閉めると私の顔は一気に紅く染まった。
ど、どういうアレのキスなの!?
アリスの言ってた天然たらしってここまで一区切りでって事!?
アクア、キスするの初めてじゃないよね!?
だってあんな気持ち良いキスするって事は上手って事でしょ?
キスしたの初めてだから知らないけど!
その夜はアクアとのキスの事で頭がいっぱいでほとんど眠れなかった。
「二人とも今日どうしたの?眠そうだよ?」
「夜更かしした…ごめん、学校まで寝かせて」
「私も…Zzz」
「あらら!二人とも寝ちゃった!」
学校までぐっすり眠ってしまって、アリスが起こしてくれて教室へ辿り着いた。
あれ…?アクアどこか行っちゃった…
アリスが私の耳元で声を潜めて聞いてくる。
「ねぇ!アクアとルーナ二人何かあったでしょー?」
「エッ…ナニモナイヨ?」
「絶対嘘!ルーナ嘘つくの下手!」
所謂恋の話になる事だけど、立場的にアクアとキスした話なんてアリスにしていいものなのか…昨日力の事アクアに話しちゃったばっかりなのに…
アリスはむぅっとした顔をしたかと思うとまた耳元でこっそり話す。
「…もしかして、キスした?」
「な…なんでわかるの…?」
「えええっ!?本当に!?」
アリスは声を潜めていたのに驚いて急に声を上げた。
「アリス!声大きい!」
「ごめんっ!こっちで話そ?」
教室内でアクアのそんな話なんてしたら、一気に話が広まってしまう。
っていうか、分かって言った訳じゃなかったんだ…
冷えないようにアリスに手を繋いでもらって屋上に移動した。
「ここなら普通の人は寒過ぎて来れないから安心して話せるよ!」
「うん…」
「それで?それで?どっちから好きって言ったの?」
「そういう事はなくて…その」
「ん?二人恋人同士になったって事じゃないの?」
「まさか!違うよ?アクアは私の事好きか分かんないし、立場的にもそんな簡単に付き合えないでしょ」
そう言うとアリスは顔をしかめた。
「ルーナ!ちゃんと確かめてからそういう事して!?変な男に都合の良い女にされないか心配だよ!」
「アクアは変な男じゃないよ…?」
「もうアクアも信じらんない!アクア、絶対ルーナの事好きだからね?あとうちの方針では余程の極悪人じゃない限り恋愛自由だから!」
「そんな事ないって!アヴァンガルドに沢山可愛い子いるのに…」
「ルーナだって充分可愛いよ!最初は私達、お父様に歳が同じだからルーナの事頼まれて、困らないように気にしてるのかと思ってたけど、しょっちゅうルーナの事見てるし、関わるチャンス伺ってるもん。女の子に対してそういう事してるアクア今まで見た事ないよ?」
アクアと赤ちゃんの頃から一緒のアリスにそんな事言われると自惚れてしまう…
でも、実際本人に言われた訳じゃないし!