火の力を持つ国王様は愛も熱い



馬車に乗っている時とは違って爽快感と失踪感が堪らなく楽しい!


「ルーナ、寒くない?」

「ちょっと風冷たいけど、大丈夫!すっごく楽しい!」

「それなら良かった、寒かったらすぐに言って」

「うんっ」


楽し過ぎて水門まであっという間に着いてしまった。

水門に着くと、アクアがまたサポートしてくれてハリーから降ろして貰った。

「はぁ…楽しかった!乗せてくれてありがとう!ハリーもありがとねー」

私はハリーのお顔にチュッとキスをした。

「…俺には?してくれないの?」

「し、しないよ!」

そういうと冗談かと思ったのにアクアはしょぼんとした顔をして手綱を近くの柱に繋ぎに行った。

アリスに言われた通り、キスは気持ち聞くまでもうしないんだからっ


顔を上げると、ライマーレの国が見える。

あぁ…ここから見ると電飾の明かり綺麗に見えるんだなぁ。
あれの為にみんな毎日動力発電頑張ってるんだもんね。

アヴァンカルド王国との貿易で少しは余裕出来たかな?


「ここから見るライマーレ王国綺麗だよね、アクアヴェールの修復点検来る時必ず見てから帰ってるよ」

「そっか…そうだ、乗馬って習いたいって言ったら私も習わせて貰えるのかな?すごく楽しかったから自分でも乗れるようになりたいな」

「そしたら今度俺が教えようか?」

「いいの!?そしたら時間ある時お願いしようかな」

そう言って喜びながらアクアの方を見ると目が合って、つい見つめ合ってしまう。

私の肩に手を添えてアクアの唇が近付いて来る…

その時アリスの言葉をハッと思い出して私はパッとアクアの唇を指で押さえた。

「ごめん……嫌?」

「その……私、アクアの気持ち分かんないから……好きじゃないなら……嫌かも……」

「………俺、昨日ルーナの事好きだって言わなかったっけ?」

私は昨晩の事を一通り思い出してみる。

「……言われてないよ?」

「え…本当に?ごめん!心の中でずっと言ってたからキスする前に言った気になってた……うわ……本当にごめん…」

「心の中でずっと??」

アクアは顔を真っ赤にして額に手を当てながら悔しそうな顔をした。

「最初ルーナの瞳綺麗だなと思ってて…それでよく目で追ってたらルーナが何しても可愛くてさ。ルーナといると楽しいし…いつの間にかベタ惚れしてた…」

「可愛いって…アヴァンガルドの子達の方が可愛い子沢山いるのに…」

アクアにそんな風に思われてたなんて驚くと同時に恥ずかしくて上手く反応出来ない…

「そんな事ない、俺の中で一番可愛いのはルーナだよ…それで話をしようと思って連れてきたんだ」

「話…?」

アクアは私の手を握った。

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