火の力を持つ国王様は愛も熱い


「言っておかないといけない事があって…。抑えきれなくて雰囲気に任せて先にキスしたのは本当にごめん…」

「それは……私もアクアとキス出来て嬉しかったから…全然…」

「それで、俺達の今後の事だけど…実は俺、アヴァンガルドの第一王子ではあるけど王位継承権がないんだ」

「もしかして、昨日言ってた火の力の…?」

「あぁ。だから…ルーナの御両親がルーナの結婚相手に望んでいる地位の存在では……あー……ごめん…俺にちゃんと火の力があれば良かったんだけど………ずっと父上と母上がそんな事コンプレックスにならないように育ててくれたけど……こうなると悔しいな……この事先に言うべきだったね、ごめん」

私は悔しそうに涙を堪えているアクアに抱き着いた。

「アクア、ごめんね…お父様があんな事言ったから悩ませちゃったんだ……うちの両親、私がこっちで結婚する事望んでるだけで地位の事なんて気にしないよ……えっと……私、身分とかそういうの関係なく困ってるとすぐに気が付いてくれる優しいアクアが大好きなんだけど…私じゃ恋人にはなれないかな…?」

すると、アクアに抱き締められる。

「…本当に俺でいいの?」

「うん…アクアが良い」

「俺も…ルーナが良い……なんか…格好悪いところ見せてごめん…」

「そんな事ないよ、アクアはいつも格好良いよ」

そう言うとアクアの腕が緩む。


「ルーナ…好きだ」


アクアは目を見てそう言うと、唇が重なり何度もキスをした。


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