火の力を持つ国王様は愛も熱い
決心が揺らぎながらも私はエドワード王様の自室へと戻った。
自室へ戻るとエドワード王様はベッドに座って本を読んでいて、私が来ると本を閉じた。
「た……ただいま戻りました」
「ん。ほら、ベッドに入れ。今日から心置きなくエマを抱き締めて眠れるな」
エドワード王様はそう言って私を招いてくれる。
私は緊張しながらエドワード王様のベッドの横に立つとバスローブの紐を解いた。
……手が震える。
バスローブを脱いでエドワード王様の目の前で生まれたままの姿になってしまう。
こんなの恥ずかしいけど……でも、早く進めなくちゃ…
すると、エドワード王様は驚いた顔をしてパッと顔を背けた。
「え…昨晩と同じ様に裸で一緒に寝てくれるのか…?それはこの上なく嬉しいことだが」
「……あの……本来ならエドワード王様をお誘いするなら…もっと……下着とか……用意が必要なのですが……ごめんない……えっと…」
緊張と恥ずかしさと、これからする事への不安で頭の中いっぱいで何を言えばいいのか分からなくなってしまう。
「……エマ」
エドワード王様は私の名前を呼ぶと私の手を引いた。それに応えるように私はベッドの中へと入るとエドワード王様にギュッと抱き締められる。
わ……これからエドワード王様と…