義理の弟と拗らせ中。
私と亜衣は高校2年生になった。

校内の話題は、新1年生として入ってきたある生徒のことでもちきりだ。

「あー、弟くん入ってきちゃったかぁ。」

「なんだその言い方は!私は1年間も待ってたんだよ?この時を!!」

そう、由宇がこの高校に入学してきたのだ!

それを喜ばない姉などいるだろうか!
いやいない!!


早速、由宇がいる教室に亜衣と向かうと、人だかりができていて大変なことになっていた。

「こりゃ無理そうだね。美香、あんたは家でも会えるんだからとりあえず教室戻ろう?」

「いや、私は諦めない。」

人の隙間を縫っていき、なんとか由宇の姿を捉えられるところまで行くと、由宇はクールさ、というか苛つきを前面に出していた。
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