クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 お尻に当たる殿下の股間の一物が、ギチギチに固くなっているのがわかる。きっと、またドゴォっと吐き出したいのだろうなぁ……

「フィル……好きだ」

 殿下の手は止まらない。私はこれまでないくらい、胸を揉まれている。

 どれくらいの時がたったのだろうか。しばらくすると、「コンコン」と部屋の扉をノックする音がする。

 殿下は「はぁ、潮時かな」と言うと、「しばらく待て」と扉の外の人物に伝え、私の服装を整えた。

「フィル、また揉んであげるけど、これを頼んでいいのは、俺だけだから。――いいね」 

「はい……殿下」

 うっとりとした眼で見上げると、殿下は目を光らせるように笑顔を見せてくれた。このお胸エクササイズは、王宮デートの度にされることになってしまった。まぁ、殿下も私も、だんだん当初の目的を忘れて先に進みがちになってしまうけど。だって、気持ちイイんだもん……




(Side エリック)

 私、エリック・バートンは現宰相の息子で、アイザーク王太子殿下の側近でもある。最近、殿下の結婚式があと1か月となり、学園で学びながらも時間があれば、殿下の執務室で働いている。

「結婚式まで、我慢できる、できない、できる、できない……」

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