クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
「いいじゃないか、おまじない薬だろ。誰かと出会えるかもしれないぞ。ホレ、飲んでみろ」

 殿下もいい加減なことを言って……しかし、まぁ、ひょっとしたら、殿下のように美味しいことがあるかもしれない。紐パンとか、片胸ポロリとか。これは一つ、試してみようではないか! 何事も経験だ!

「わかりました、では。試してみましょう」

 そう言って、私は一気にピンクの小瓶の薬を飲んだ。炭酸がきつくてむせてしまった。さて、何が起こるのやら。





(Sideエレノア)

 私エレノアは、確信する。ヒロインに生まれたからには、やっぱりハーレム・エンドを一度は狙おう!

 学園には、騎士団長の息子のアレックス様に、魔法師団長の息子のリーディウ様。さらに宰相の息子のエリック様が同級生でいた。一つ上の学年には、卒業してしまったがアイザーク・クロスロード王太子殿下もいた。まぁ、殿下はどれだけ頑張っても、難しかったけど。

「でも、どうやって攻略対象を落としていこうかしら」

 前世で遊んだ乙女ゲームの中身は、うろ覚えだった。それぞれの弱みでも覚えていたら簡単だったのに、肝心なところは思い出せない。私の名前も、やっぱりオーエル・フジョシだったかも。そんな曖昧な記憶しかないから、ゲームの中身もよくわからない。が、何事もチャレンジよ!

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