西園寺先生は紡木さんに触れたい

「いいね、甘いお菓子が好きなんだ。」


「まあ、そうかもしれないです。」


「ふうん。可愛いね。」


「は、はい??さっきからかわいいって、何ですか!」


西園寺の言葉に再び顔を赤くして動揺する紡木に、彼は頬を緩めた。


「可愛いって何、って、可愛いは可愛いじゃん。紡木さんが、可愛いってこと。」


紡木の脳内は可愛いのゲシュタルト崩壊を起こしそうで、思いっきり叫んだ。


「あー!!もう、可愛いってやめてください!!」


「なんで??」


「なんでも。じゃないと嫌いになります。」


「あ、僕のこと嫌いにはなってなかったんだ、よかった。」


ぐぬぬ。


へらりと笑う西園寺の横顔に紡木は何も言い返せずただ睨むことしかできなかった。


何この掴みどころのない先生。
それどころかどんどん先生のペースに巻き込まれてる気がする。

紡木はため息をついた。

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