無気力幼馴染は、家では私の世話係。
「起きて、すず。夕飯。」


目を覚ますと、目の前には美味しそうなカレーが置かれていた。


目を覚ましたってことは、いつの間にか私は寝てたのか。


それにしても。


「いい匂い。」


この匂いは嗅ぐだけでお腹が空いてくる。
なんでだろう。


「何飲む?」


どうやら飲み物を取ってきてくれるらしい。
学校ではずっと寝ている彼とは思えない。


「なにがあるの?」

「お茶とか」


とかってなんだよ。
やっぱり由宇は由宇だったらしい。


「じゃあ水。」


「考えんの諦めただろ。」


「そっちだって飲み物の種類言うの諦めたくせに。」

私も負けじと言い返す。


「お互い様だな。」

「そうだね。」


水が入ったコップをカレーの横に置いて、由宇は私の向かい合わせに座る。
< 23 / 46 >

この作品をシェア

pagetop