地獄で待ってて


✕ ✕ ✕



「ちょっとあいつに見つかったから急いで来ちゃったけど、お次は八寒地獄」



冷たく凍てつくような風が彼女のミルクティー色の髪を乱暴に散らしてゆく。



辺りは吹雪いており一面真っ白で何も見えない。



「寒い」




「あー、本当、 マジで寒過ぎる」



「これでも寒さがましになる術かけてんだけどな」



雪を踏み占めると靴底から寒さが伝わってきた。



1歩ずつ慎重に雪を踏みしめながら足を進めていくと何かが足に当たる。



私はそれを拾い上げる。



「…… なにこれ。凍った、なに?」



「あー、それ多分亡者の肉片だわ」



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