あ
「ああ、はやいな。」
葉山さんは警察の人から大きめの封筒を受け取り、中から紙の冊子を取り出した。
「………被害者のどこにもそれらしき指紋はなし。登校時の目撃情報などから容疑者アリバイ有り。被害者と加害者の接点も少なかったし、証拠もないので、優希さんは無実証明となりました。ご苦労だったね。外に行き送ってきたパトカーがいるから、もう帰ってもらって大丈夫だよ。」
「あ、はい。ありがとうございました。」
「一人暮らし、大変だよね。何か困ったことがあったら連絡するといいよ。」
そういって葉山さんは、名刺を差し出してきた。
「あ………はい。ありがとうございます。では。」
私は名刺を受け取り、不愛想に部屋を出た。
ああやって親切にされると、どうやって反応したらいいのかわからなくなる。
「やめて!離して!!」
突然さっき私がいた部屋の隣の部屋から、大声が聞こえてきた。
「あいつなの!!あいつが犯人なんだって!!」
涙の混じった声で叫んでいるこの声は、川西さんのものだった。
「証拠がなくても見たって言ってるでしょ!!目撃者がいるんだから有罪でしょう!!」
葉山さんは警察の人から大きめの封筒を受け取り、中から紙の冊子を取り出した。
「………被害者のどこにもそれらしき指紋はなし。登校時の目撃情報などから容疑者アリバイ有り。被害者と加害者の接点も少なかったし、証拠もないので、優希さんは無実証明となりました。ご苦労だったね。外に行き送ってきたパトカーがいるから、もう帰ってもらって大丈夫だよ。」
「あ、はい。ありがとうございました。」
「一人暮らし、大変だよね。何か困ったことがあったら連絡するといいよ。」
そういって葉山さんは、名刺を差し出してきた。
「あ………はい。ありがとうございます。では。」
私は名刺を受け取り、不愛想に部屋を出た。
ああやって親切にされると、どうやって反応したらいいのかわからなくなる。
「やめて!離して!!」
突然さっき私がいた部屋の隣の部屋から、大声が聞こえてきた。
「あいつなの!!あいつが犯人なんだって!!」
涙の混じった声で叫んでいるこの声は、川西さんのものだった。
「証拠がなくても見たって言ってるでしょ!!目撃者がいるんだから有罪でしょう!!」