そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
「一年では彼らがクラスメイトだから、覚えておくといい」とゼノンに囁かれ、ソフィアは頷く。
男女の人数は半々で、すでに意気投合している男の子たちや、場に馴染めなさそうに俯いている女の子など様々だ。
「クラウド様も、アルヴィンもいないわね」
ついでにソフィアは心の中で「メレディスも」と付け加える。ゲーム通りなら、彼女はクラウドと同じ第三館の寮生なはずだ。
「それではついて来てください」
寮長がみんなに声をかけ歩き出すと、それに倣うように寮生たちも移動を開始し、その列の最後にソフィアとゼノンも続く。
「特別室なんだろ?」とか「冷徹で恐ろしいって言われているロッシュドギアのゼノン国王の娘らしい」とか、それから「クラウド様の婚約者らしいけど、横の男は誰だ」など、前をゆくクラスメイトたちからやっかみや不満が伝わってきて、居心地の悪さにソフィアは黙り込んだ。
クラスメイトたちとうまくやっていけるかしらと不安になりながら校舎へと入り、階段の下の案内板のところまで進んでいく。
そこで各階にある特別教室に関して説明され、四階の一号室が第一館の一年生の教室だと教えられる。