そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
再び外に出て、寮に向かうのとは逆方向に伸びている小道を進んでいく。
道なりに進んでいくと横道へ逸れるところに看板が立てられていて、そこで寮長の歩みが止まる。
何か説明しているがソフィアまで聞こえなくてソワソワしていると、代わりにゼノンが話し出す。
「そこを曲がった先には、確か魔法薬学の建物があったな。この道に沿って歩いて行けば、いくつも横道が出てきて、それらはみんな何かしらの教科の専門棟に繋がっている」
そこで寮長が再び歩き出したため列が進み、ソフィアも看板を確認する。
そこには確に『魔法薬学棟』と書かれてあり、自分が受ける授業の教室が校内にない場合は外に出て棟の看板を探せばいいのねと理解した。
「ちなみにこの道は校舎を取り囲むように一周していて、このまま進んでいくと、寮のある場所に出る」
「なるほど。覚えておくわ。……昔と変わったところはあった?」
「今のところは専門棟の数が増えているくらいだな。学びの幅が広がったのはいいことだ」
ゼノンの補足を受けながらさらに進んでいくと、突然、前方から野太い犬の鳴き声が聞こえてきた。